最近、ふと中学生の頃の担任の先生を思い出しました。 今思うと印象的だったのは、その先生が宮沢賢治の『雨ニモマケズ』が大好きだったことです。 当時の自分はというと、恥ずかしながら真面目とは程遠く、悪ふざけや目立つことに全力を注いでいて、先生にはかなり迷惑をかけていました。 確か、母と同い年くらいの女性の先生でした。 その頃、よくこの詩を読まされていたのですが、当時は意味を理解しようともせず、ただ「漢字とカタカナばかりで読みづらいな」と思っていただけでした。でも今、あらためて読み返してみたところ、あの頃はわからなかったことが、少しずつ見えてくるような気がしてきました。 ChatGPTに現代語訳してもらったものがこちらです。 ”雨が降っても負けず、風が吹いても負けず、 雪が降っても、夏の暑さにも負けず、 丈夫な体を持ち、欲を出さず、決して怒らず、 いつも静かに笑っている。 毎日、少しのご飯と味噌汁、ほんの少しの野菜を食べて、 どんなことでも自分を偉いと思わず、 何でも人のために尽くす。 東に病気の人がいれば行って看病し、 西に疲れた母がいれば行って手伝い、 南に悩む人がいれば行って励まし、 北にけんかや争いがあれば、やめるようにと伝える。 自分のことは後回しにして、 そんなふうに生きている人になりたい。” 要するに、こういうことですよね: - 健康第一(丈夫な体を持つ)
- 利他的な心(人々のために動く)
- 質素な生活(無駄を省き、欲を持たない)
- 冷静な心(感情に流されず、穏やかに)
- 学びと観察(よく見聞きし、理解する)
- 他人の評価にとらわれない(自分の信じる道を行く)
エコドライブも新しい店舗でスタッフ一同、気持ち新たに頑張っていますが、僕自身もこの6つのことを意識して、これからも仕事に取り組んでいきたいと思っています。 そして何より、お客様に喜んでもらえることが一番嬉しいです。 この作品は宮沢賢治が亡くなった後に彼の手帳から見つかった走り書きのようなものだそうです。 中学を卒業するとき、うちの学校は毎年クラス替えがあったのですが、なぜか僕だけはその先生が3年間ずっと担任でした。 卒業のときに、「先生、3年間俺のこと選んだでしょ?」と聞いたら、「あんたは私しか面倒見れないから選んだよ」って、笑いながら正直に教えてくれました(笑) その先生は、10年ほど前に病気で亡くなったと同級生から聞きました。まさか自分がアメリカで、こんなことを書いているとは先生も思っていないでしょうが、天国にいる先生に一言。 「あれから30年、少しはあの時伝えようとしてくれていたことが、分かるようになってきましたよ。」 Chat GPTのおかげで(笑) |