グリフィス天文台でツアーガイドをしてきました✨

04.07.2024 | カテゴリー, Ryo Okuda's Blog

今週、久しぶりに用事がありグリフィス天文台に行ってきました。

前回来たのは去年の9月のスーパームーンの日に月を見に行った時でした。今回は昼間に来たのですが、その用事とは、旅行会社勤務の知り合いからの依頼で、グリフィス天文台で半日だけ皆既日食や天文についての説明と、館内ガイドを2時間ほどしてほしいと頼まれました。自分の知識の範囲内で良ければということで快諾しました。

4月8日にアメリカのある地域では皆既日食が見られるということで、日本から16人のツアー客が来て、着いた初日にLAXからグリフィス天文台を観光して、次の日からクルージングで10日ほどメキシコ湾の方に向けて4月8日は船上で皆既日食を見るというツアーという内容だそうです。

自分が頼まれたのはグリフィス天文台での説明のみでしたので、できればクルージングまで一緒に行き、皆既日食を見たかったですが(笑)

今回は自分1人で来たので、時間があったので早めに行、グリフィスパークの入り口付近の下の駐車場に車を止めて、天文台まで歩いて登ってみました。天気が良かったのでとても気持ちが良く、普通に歩くと大体30分ぐらいで上まで登りました。先運動不足だったのでとても気持ちよかったです。こんな側道を通って上まで行けます。

 

16人と聞いていたのですが、こんな立派なバスで登場して驚きました。

 

自分が説明したのは、日食や月食が起きる原理、なぜ珍しい現象なのか、日食が起きるのに必要な地球の自転、公転、太陽までの距離、月までの距離、月の満ち欠けについてでした。そして館内の施設の説明もしました。(館内の施設の説明は、僕も職員ではないので、自分が知ってる限りの説明でまだまだ分からないこともありましたが。)

 

ここグリフィス天文台は、ロサンゼルス市が管轄する天文科学館ですが、無料とは思えないほど中も建物も立派な施設で、アメリカのこのようなところはすごいなと思います。みなさんよく夜景を見に来られますが、それだけでなく昼の景色や施設内も本当に素晴らしいです。

 

①フーコーの振り子

これはフーコーの振り子と言って、地球の自転を証明するための振り子です。振り子は一度動き出すと慣性の法則で動き出した方向のみに振られますが、地球自体が自転しているので下に置いてあるピンが倒れていきます。振り子に角度が付いていく訳ではなく、地面が回っていくのですよ。フランス人のフーコーさんと言う人が作ったのでフーコーの振り子といいます。

 

②月の石

本物の月の石です。月は地球唯一の衛星で人工衛星はたくさん回っていますが、天然の衛星は月一つのみです。(木星には約90個も衛星が回っています)月の大きさは地球の約4分の1あり、惑星と衛星に対する比率は太陽系で1番大きいです。人類が唯一地球以外で足を踏み入れた場所でもあり、自分も生きてるうちに月から地球を見てみたいと夢見ています。

 

光とは電磁波であり、目に見える光は可視光線と言う1部の電磁波であることを証明しています。目に見えない同じ電磁波として、赤外線、マイクロ波、ラジオ波、エックス線等があります。そして、周波数ごとに並んでいます。

 

③望遠鏡

その昔人は天体を肉眼で観察していました、それからガリレオが1600年頃望遠鏡を使って観察をはじめ、いまではジェームスウェッブ宇宙望遠鏡と言って、超高精度赤外線カメラを宇宙にとばして観察しています。宇宙ができて138億年と言われていますが、400憶光年先の光まで観察できています。つまり宇宙は常に膨張しているということです。難しい話ですよね。

 

④テスラコイル

テスラコイルと言われる高周波、高電圧を発生する機械です。テスラさんが発明しました。自動車のテスラは、このニコラテスラからつけた名前で、エジソンとテスラは同じ時代を生きた電気の生みの親です。テスラさんがやろうとしていたのは、この電圧を無線で各家庭に電気を送ろうとずっと研究していました。結局今でもその方式はとられておらず、電線という形で送電されていますね。実演はありませんが、このテスラコイルの横で何もつながれていない蛍光灯管を持つと光ります。

 

太陽(Our Sun)を見つけることができますか?Qの文字の左です。すごく小さいですよね。けれどもそんな小さい太陽は地球の109倍も大きく、質量は地球の330,000倍ととてつもない大きさですが、宇宙にはもっと比にならない大きい星がいっぱいあります。隣のアルクトゥルスもとても大きいですが、さらにその隣のベテルギウスはとてつもない大きさですね。オリオン座の中にある1等星でなんと地球からは640光年離れています。光は1秒で地球を7週半(300,000キロ)の速さで進みます。そのスピードで640年かかる、つまり640年前の星の姿を見ているということになります。なんだか不思議ですね。もうこの星は超新星爆発を起こして消滅済みという科学者もいます。消滅しても640年は地球から見ると光っています。

 

グリフィズ天文台の住所がここにちゃんと書いてあります。カルフォルニアで終わってはダメですよ。アメリカ、地球、太陽系、天の川銀河、局部銀河群、宇宙と続きます。

 

皆さん、4月8日(月曜日)ですが、時間があれば日食を見てみてください。ここLAでは皆既日食ではなく部分日食です。欠け始めは10:06AM、最大日食は11:12AMで、58%ほど欠けるようです。直接太陽を見ないで、専用のレンズなどを使用してください。58%なのであまり暗くはならないかもしれませんね。日本では2035年9月2日に皆既日食が見られるそうですよ。

 

-- Ryo

 

 

Griffith Observatory
2800 East Observatory Road
Los Angeles, CA 90027
(213) 473-0800

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Open 12:00 noon - 10:00 p.m.

Weekend (Saturday - Sunday) Hours
Open 10:00 a.m. - 10:00 p.m.

Closed Monday

 

 

公式Instagram『Frontier』でもグリフィス天文台をご紹介しています!

ぜひチェックしてみてください☺

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