メーターパネルの警告灯・表示灯の意味と点灯したときの対処法

10.16.2019 | カテゴリー, LAお役立ち情報, プリウスあれこれ, メンテナンス・修理部門, カスタマーサービス部門

「メーターパネルに見たことのないマークが表示された!!」
そんな経験のある方も、多いのではないでしょうか?突然見たことのないマークが表示されたら、焦ってしまいますよね。。(>_<;)
今回は、主な警告灯・表示灯の意味と、対処方法についてご説明いたします。いざという時に落ち着いて対処できるよう、ぜひご一読ください!

 


マスターウォーニング
マスターウォーニングが点灯している場合には、緊急性の高い異常が発生している可能性があります。同時に表示した警告メッセージを確認し、それぞれの対処方法に従ってください。このマスターウォーニングが点灯している場合にはそのまま走行を続けずにすぐに停車して、点検や修理を依頼しましょう。

 

 


ブレーキ警告灯(赤)
ブレーキ液が不足している、ブレーキ系統に異常がある場合に点灯します。走行中に警告灯が付いたときは、ただちに安全な場所へ停車してください。パーキングブレーキが解除されていないときも点灯します。解除後、消灯すれば正常です。

 

 


充電警告灯
エンジン回転中、充電系統に異常があると点灯します。十分な発電がされていない恐れがあります。
そのままクルマをご使用になるとバッテリーあがりになる恐れがあります。

 

 


高水温警告灯
ガソリンエンジン冷却水温の異常

 

 


ハイブリッドシステム異常警告灯
EVの高電圧システム・冷却システム・電制シフトに異常がある時に点灯します。名称のように、ハイブリッド車のみに装備されている警告灯。

 

 


油圧警告灯
エンジン回転中、エンジンオイルの圧力に異常があると点灯します。点灯したまま走行を続けるとエンジンを破損する恐れがあります。

 

 


タイヤ空気圧警告灯
>>エンジン始動時、警告が2パターンあります。
1.警告灯が直ぐ点灯した場合
タイヤの空気圧の低下を表します。タイヤのパンク等の可能性があります。早急にタイヤをチェックしてください。

2.警告灯が1分間点滅したあと点灯した場合
タイヤ空気圧警報システムに異常があります。早めにメンテナンスを受けましょう。

 

 


エンジン警告灯
エンジンまたはトランスミッションシステムに異常があると点灯します。正常な状態では、エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、エンジンをかけると消灯します。

 

 


SRSエアバッグ/プリテンショナー警告灯
SRSエアバッグまたはプリテンショナー付きシートベルトに異常があると点灯または点滅します。正常な状態では、エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、数秒後に消灯します。
※SRSエアバッグとは:Supplemental(補助)Resraint(拘束)System(装置)の略です。シートベルトを補助し乗員を保護するための装置です。
※プリテンショナーとは:自動車の追突事故などで前方から強い衝撃を受けたとき、乗員が前方に投げ出されないよう、シートベルトのたるみを瞬時に巻き取る機構。

 

 


ABS&ブレーキアシスト警告灯
ABSまたはブレーキアシストシステムに異常があると点灯します。通常のブレーキ性能は確保されています。
正常な状態では、エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、数秒後に消灯します。
※ABSとは:Anti-lock Brake System(アンチロック・ブレーキシステム)の略です。
ABSは緊急ブレーキ時にタイヤがロックした場合、ブレーキを踏んだままでも自動的にブレーキの解除・作動を繰り返し、タイヤのグリップ力を回復させるとともに、クルマの走行安定性を保ち、ハンドリングによる危険回避能力を確保しようとする装置です。

 

 


電子制御ブレーキ警告灯(黄色)
走行中にブレーキシステム警告灯(黄色表示)が点灯し続けたときは、電動パーキングブレーキ機能が故障しているおそれがあります。

 

 


パワーステアリング警告灯
EPS(電動パワーステアリング)の異常。点灯しているときは、パワーステアリングが作動しなくなるため、ハンドルの操作力が重くなります。
※EPS(電動パワーステアリング)とは:ハンドル操作に必要な力を電動で補助して操舵力を軽くします。

 

 


スリップ表示灯
タイヤがスリップをして、ブレーキ制御装置が作動をしている時に点灯。悪路を走行している時に、一時的に点灯されます。通常時での運転でも点灯をしていたら、点検に出してください。

 

 


燃料(ガソリン)残量警告灯
ガソリンの残量が少ないときに点灯されます。点灯したら早めの給油を心がけてください。

 

 


半ドア警告灯
運転席・助手席・後部座席のドアが閉まっていない時に点灯されます。ドアの開け閉めをして、半ドア警告灯を消してください。

 

 


ウォッシャー警告灯
ウォッシャー液が不足をしている時に、点灯されます。補充をすると消灯します。

 

セキュリティ表示灯

盗難防止装置のイモビライザーが作動している時に点灯されます。登録の電子キーでエンジンを始動すると、セキュリティが解除され消灯します。
※車種や年式、グレード、オプションによって異なるので確認が必要です。

 

 

★チェックポイント★
・エンジン始動直後、すべての警告灯が点灯するのは正常です。
・エンジン始動後、警告灯がすべて消えれば正常です。
緑色=安全黄色=注意赤色=危険と覚えておきましょう。
・赤色なら安全かつ速やかに停車、黄色でも運転は避けましょう。
・警告灯が点灯したら早めに整備・点検を行いましょう。

 

★警告灯の色の意味(緑・黄・赤)★
警告灯は、色によって、緊急性・深刻の度合いを判別できます。
「緑色」「黄色」「赤色」の3種類があり、緑色=安全、黄色=注意、赤色=危険を示します。

■緑色の警告灯
緑色の点灯は、安全を示すので、点検・修理をする必要はありません。
■黄色の警告灯
黄色の点灯は、注意を示します。緊急停車する必要はありませんが、車の不具合を知らせているので、
早めに点検に出してください。
■赤色の警告灯
赤色の警告灯は、危険を示します。安全な場所へ停車をして、
ディーラー・ロードサービス・加入している任意保険サービスへと連絡してください。

故障や事故に繋がる可能性があるので、無理をせずに点検・修理に早く出しましょう。

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