アメリカで中古車を買う方法と注意点
06.24.2023 | カテゴリー, LAお役立ち情報
車社会のアメリカ。車がないと買い物にも行けずとっても不便です。でもどうやって買ったらよいか、何から手を付けたら良いか、専門用語を英語で言われても信用して良いものか、色々不安があると思います。事前に情報収集をしっかりしておくことでトラブルから身を守りましょう!
この記事ではアメリカで中古車を買う際の方法と注意点について解説していきます。以下の手順とポイントに留意することで、よりスムーズに安心して中古車購入が可能となります。
1.ざっくりとどんな車に乗りたいのかを決める
車といっても様々な形(ボディタイプ)の車があって種類も豊富です。まずは車の使用用途や家族構成などから乗りたい車の形を大まかに決めていきましょう。
☝アメリカでは日用品や雑貨のサイズが大きくデザインのみで選んでしまうと不便で後で後悔することに・・。生活のためにも実用性重視で選んでいくことをおすすめします。
<ボディタイプの種類>
ハッチバック(小・中):ホンダ Fit、トヨタ プリウス、プリウスCなど
セダン(小・中・大):ホンダ シビック、トヨタ カローラ、カムリ、Mazda 6など
SUV(小・中・大):トヨタ RAV4、MAZDA CX-5、トヨタ ハイランダー、4 RUNNER、セコイアなど
トラック:トヨタ タコマ、タンドラ、FORD F-150など
ミニバン:トヨタ シエナ、ホンダ オデッセイなど
3.車種と条件を絞る
乗りたい形と予算が決まったら、具体的に車種とその条件(年式や走行距離や希望色など)を絞っていきましょう。あまりに年式が古かったり走行距離が多いと故障に繋がり後で後悔することにもなりかねないので注意が必要です。
<条件絞りのポイント>
・アメリカでの平均走行距離は年間10000~12000mile(例:5年落ちで3万マイルなら低走行)
・一般的に10万マイルを超えてから故障リスクが増えてくる
4.値段の妥当性を確認
希望通りの車が見つかったらリサーチ会社のウェブサイトを使ってその価格の妥当性を確認します。
<おすすめウェブサイト>
Kelly Blue Book(Trade-in value, Private party Value, Retail valueの3つがありますがここではRetail valueを使います)
☝選んだ車とRetail valueに差があったとしても売買価格はコンディションや保証などの付加価値で変わるものです。商談で交渉材料で使う程度の参考程度に見ておくレベルで良いと思います。
5.在庫の有無の確認
実際に販売店にメールなどで問い合わせをして車両が在庫としてあるのかどうかを確認しておきましょう。その際に可能であれば以下の情報ももらっておくとあとでトラブルを避けることができます。
<事前確認事項>
・在庫の有無
・保証の有無
・事故歴の有無(フレームダメージがあるかどうか)
・全損歴の有無
サルベージタイトル(Savaged title)ではなくクリーンタイトル(Clean Title)かどうか ※✖ Salvaged Title = 過去に事故などで全損歴のある車両のこと、◎ Clean Title = 全損歴のない車両
・車両価格の確認(稀に間違った価格で掲載されていることがあるため)
・乗り出し価格の確認(法外な諸経費を請求してくる場合があるので先に確認をしておくことをお勧めします)
・Carfaxレポートを依頼(ディーラーによっては無料で送ってくれる場合があります。もらえれば次の「車歴をチェック」のステップを省くことができるので必ず聞いておきましょう)
6.車歴をチェック
次に車歴の情報を公開してるウェブサイトを使って希望車両の車歴をチェックします。
<おすすめの車歴サイト>
Carfax (Carfax report)
<車歴サイトで得られる情報>
・オーナー数
・事故歴
・メンテナンス履歴
・使われていた場所
・レンタカーやタクシー歴の有無
☝望ましいのは、オーナー数は1~3人で事故歴がなく、レンタカーやタクシー歴のないもの、カリフォルニアなど西海岸で車を買う場合は、サビなど心配から東海岸など寒冷地で使われてた車両は避けた方が良いでしょう。
7.実車確認と試乗
在庫があることを確認し車歴をチェックしたら、実際に車を見に行ってみましょう。
<チェック項目>
・5メートルくらい離れて車両全体を見る(傷や凹みの場所、各パネルの色に差がないかどうかなどをチェック)
・ガラスなどにヒビ割れ等がないかどうか
・内装が汚くないかどうか、タバコやペットなどの匂いがないかどうか
・エンジンをかけてスムーズに始動するかどうか
・試乗中に異音や異臭がないかどうか
・電気系統は正常に動くか(窓やドアロック、ワイパーやライト類など)
・運転しやすいかどうか
・トランクスペースは十分かどうか
☝販売店には販売前に整備を行うことが義務付けられています。実際に行われた整備項目を確認しておきましょう。
8. 信頼できる整備工場で車両点検をしてもらう ※必要に応じて
購入予定の車両に保証が付いてない(AS-IS販売)の場合は特にお勧めです。何か隠されて販売されている場合もあるので、最終判断前に信頼できる整備工場に点検してもらうと安心して購入できます。点検料金は$100~150ほどかかる場合がありますが、点検シートは交渉材料にもなります。
9.販売店と値段交渉
実車を確認し試乗を行ってあとは値段という段階になったら値段交渉です。値段交渉を行う場合は、諸経費で調整される可能性があるので、必ず総額を出してもらってから交渉を行うようにしましょう。交渉は値段だけではなくカー用品や保証などを付けてもらうなほうがお得な場合もあるのでよく考えて交渉に臨むようにしましょう。
10.書類手続きと支払い
条件が決まったら契約手続きです。各書類に署名をし、支払いを行います。支払い方法は販売店によってポリシーが違いますが、一般的にはキャッシャーズチェックという銀行発行の小切手が主流です。納車が後日になる場合は、デポジット(予約金)を$300~500程度を内金として納めることで車両を抑えておくことができます。
11.自動車保険に加入
別の車ですでに自動車保険に加入している場合・・・購入予定の車両を車両追加
自動車保険未加入の場合・・・新規で保険に加入しておく必要があります。保険会社のサイトまたは保険代理店を通して保険の見積もりを取って納車までに加入しておきましょう。
<主要な保険会社>
12.納車
全て完了したら最後は車の引き取りです。引き取ったらそこからの維持やメンテナンスは自己責任。長く乗れるようにしっかりと管理していきましょう!
ここアメリカでは様々なことが自己責任です。しっかりとリスク管理をしてトラブルから身を守っていきましょう。
この記事が少しでもお役にたてたら嬉しいです!
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