カリフォルニアの制限速度
09.02.2025 | カテゴリー, LAお役立ち情報

これからカリフォルニアで運転免許試験を受ける方、旅行で車を運転する予定のある方、あるいは普段何気なく運転しているけど制限速度がちょっと不安…という方に向けて、今回はカリフォルニア州の制限速度ルールを分かりやすく解説します。
📖 基本速度法(Basic Speed Law)とは?
カリフォルニア州では、掲示されている制限速度にかかわらず、「その状況で安全な速度」を守ることが義務付けられています。
つまり、
周囲の交通量や他の車の速度
道路の状態(乾燥/濡れている、広い/狭いなど)
歩行者や自転車の有無
天候(雨、霧、雪、風、ほこりなど)
これらを考慮し、状況に応じて速度を調整しなければなりません。
⬆️ 最高制限速度(Maximum Speed Limit)
ほとんどの高速道路 … 65mph
一部の高速道路(標識あり) … 70mph
それ以外の道路 … 道路の種類や交通状況により異なる
⚠️ 標識の数字以上にスピードを出すこと、また状況的に危険な速度で走ることは違法です。
🎯 特別な制限速度(Special Speed Limits)
🏫 学校の近く(Around Schools)
子どもが外にいるとき、または標識に時間が表示されているときは 25mph 以下。
標識によってはさらに低い制限速度が設定されることもあります。
🚌 スクールバス
バスの赤い点滅ライトがついているときは、両方向の車が完全に停車しなければなりません(中央分離帯がない場合)。
子どもが横断し終わり、ライトが消えるまで発進できません。
🚉 鉄道踏切付近(Near Railroad Tracks)
踏切100フィート以内で、線路の両側400フィートを見通せない場合 → 15mph
遮断機や信号でコントロールされている場合は、その限りではありません。
🚦 見通しの悪い交差点・路地(Blind Intersections & Alleys)
見通せない交差点 → 15mph
路地(alley) → 常に15mph
🏘️ 住宅街や商業地区(Business/Residential Areas)
標識がなければ 25mph が基本です。
🐄 動物がいる場所(Animals on the Road)
家畜や動物を見かけたら、速度を落とし、必要なら停車しましょう。
🐢 遅すぎる運転について(Driving Too Slowly)
カリフォルニアでは、危険なほど遅い運転も交通違反になります。
特に高速道路や交通量の多い道では、流れを妨げるようなスピードは危険です。
ただし、天候や道路状況によって安全のために減速するのはもちろんOKです。
✍️ 体験談
私は実技試験で「スピードが遅すぎる」という理由で落ちたことがあります。
日本ではあまり聞かない理由ですが、アメリカでは遅すぎる運転も追突事故の原因になるため厳しくチェックされます。
🚦 まとめ
制限速度は「標識」だけでなく「状況」に応じて守ること
学校、踏切、路地などは特別な制限速度あり
遅すぎても違反になることがある
安全運転で、快適なカリフォルニアドライブを楽しんでください!🌴🚙✨