Vol.15「貨物コンテナについて」

05.17.2021 | カテゴリー, Ryo Okuda's Blog

こんにちは、トーランス店メンテナンス担当のRyoです。

今日は自分の趣味の1つである貨物コンテナについて話そうかと思います。
貨物コンテナといっても、コンテナ単体のみの箱のみではなく、移動に使う船やトラックも含めて好きです。
コンテナには海上コンテナと陸上のみ走れるコンテナ、そしてアメリカのみの企画といろいろあります。空輸コンテナは規格が違うので割愛します。

 

アメリカのフリーウェイでよく走っているトレーラー、いわゆる18 Wheler(18輪トラックとかセミトラックと言われる)トレーラーはカリフォルニア州で走れるのは53フィートが1番長いコンテナのサイズです。
ただこれらの企画はアメリカ国内での企画なのでアメリカ国外にこのコンテナが出る事はありません。もう少し詳しく話すとカリフォルニア州では53フィートが走れる最大の長さ、コロラド州、ニューメキシコ州などに行くと57フィートまで走れます。セミトラックのメーカーではKenworth, Freightliner, Peterbilt, Mack,などがありますが、最近は Freightlinerが一番走っている気がします。アメリカに来たばかりのころはMackの角ばったスタイルが好きでしたが。VEGASに行くときなどRest area でトレーラーが良く停まっていて近くで見ると大きさを実感できますね。15 Freewayでvegasを過ぎてユタ州に入ると右側にWalmartの配送センターがあり、100台くらいの53feetのWal martの自家用 Freightlinerが停まっていて、ついよそ見運転になります。(笑)

最近はトラックよりもコンテナ船の積み下ろしに使うクレーン(ガントリークレーンといいます)を見るのが特に好きです。オススメのポイントはやはりSan PedroのVincent Thomas bridge真下から見る貨物の積み下ろしは最高です。貨物コンテナは海上コンテナと言われる企画のコンテナのみが貨物船に積載できます。これは20フィートまたは40フィートのコンテナです。世界統一規格化することによってテトリスのように船の上にぴったりと隙間なくそのことができるんですね。

コンテナ船の魅力はなんといってもそのサイズです。全長は約400メートルで東京タワーを横にしても100メートル足りない位の大きい船が港には続々と入港しています。コンテナ船は大きすぎで自力だけでは着港できないので、タグボートと言われる怪力お助けマンのような船に引っ張ってもらったり、横から押してもらって着港します。(先月エジプトのスエズ運河でEVERGREENの船が座礁した時もタグボート8隻で引っ張ってましたね)コンテナ船の積載容量を表す単位はTEUと言う単位で表してこれは20フィートコンテナを何個一度に船に詰めるかを表します。最近のメガコンテナと言われコンテナ船は2万TEU位が主流です。1回の運行で2万個のコンテナ(40フィートであれば1万個)を運べるなんていうのは異次元だなぁと感じています。コンテナの積み下ろしを見ていると大体1つの船に6個のガントリークレーンで積み下ろしして早い人だと1分に1つ以上、1時間で70個位のクレーンを積み下ろししています。リアルUFOキャッチャーみたいで楽しいです。
LAの港を見ているとさすがに中国の海運会社の船が多いですね。香港のOOCL、中国のCOSCO、EVERGREEN、時々韓国のHYUNDAIなども見かけますね。日本のコンテナではK-LINEと呼ばれる川崎汽船のコンテナを時々見かけます。(時々KOREAのKと思ってる人がいますがKAWASAKI のKですよ)

コンテナ船には中に何が入ってるのかな、とかどこに行くのかなあとなんかワクワクするものがあって皆さんもぜひ港で見てみてください。

 

↓Torrance のWalmartのFreightliner

 

↓San Pedro のEvergreen.

 
Ryo

 


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