カリフォルニアの制限速度
11.04.2019 | カテゴリー, LAお役立ち情報
こんにちは!エコドライブです。
今回はカリフォルニアの制限速度についてご案内いたします!
これからカリフォルニアで運転免許試験を受ける方や、ご旅行などで見知らぬ土地へ行く予定のある方、
普段何気なく運転しているけど、制限速度についてちょっと心配な方にも、是非読んでいただけたらと思います。
カリフォルニア州の基本速度法(Basic Speed Law)では、運転中の現状に則して、安全を確保できる速度を超えて運転してはならないと規定しています。
掲示されている速度制限に関わらず、以下に従い速度を変えてる必要があります。
- その他の車両の数および速度。
- 道路面が平滑、凹凸がある、砂利道、濡れている、乾燥している、広い、狭いかどうか。
- 道路にいる、または道路を横断している自転車や歩行者。
- 雨、霧、雪、風、粉塵に見舞われているかどうか。
それでは、詳しく見ていきましょう!
最高制限速度 - Maximum Speed Limit -
カリフォルニア州のほとんどの高速道路の最高制限速度は、時速65マイルです。
(ある高速道路は最高制限速度が70マイルになっていますが、時速70マイルの標識がでているところだけです。)
他の制限速度は道の種類、その場所の交通事情によります。全ての制限速度は運転に適した条件を想定しています。
標示されている制限速度より早く運転したり、また状況の安全以上の速さで運転することは危険で、違法です。
特別な制限速度 - Special Speed Limits -
- 子供のいるところ - Around children -
●学校の近くでは、子供が外にいたり、道を横切っているときには、制限速度は、時速25マイルです。
速度標識にどう書かれていても、学校に囲いがなく、子供が外にいるときは、時速25マイル以上で走ってはいけません。
●学校の近くには、時々低速度制限がありますから注意しましょう。
●停車しているバスに注意してください。
バスの点灯する赤い灯【Flashing red lights】は子供が安全に道を横切るまで、又は灯の点滅が消えるまで停車しているようにとの意味です。
- 鉄道線路の近辺 - Near railroad tracks -
●鉄道踏み切りの100フィート手前に近付いても鉄道線路の左右400フィートの見通しが出来ないときには、制限速度は時速15マイルです。
遮断機、警告灯、又は旗を持った人によって踏み切りがコントロールされているときは、時速15マイル以上で走っても大丈夫です。
- 見通しのきかない交差点や路地 - Blind intersections and alleys -
※見通しのきかない交差点とは、交差点に最後の100フィート近いて来ても交差点の両側の100フィートを見通すことが出来ないところです。
●見通しのきかない交差点では、突然現れる車に対して停車出来るようゆっくり(時速15マイル)走らなければなりません。
もし相手側に“譲れ【YIELD】”、又は“止まれ【STOP】”の標識があり、あなたに先行権を与えている場合は、指示されている速度まで速く走ることが出来ます。
●路地の制限速度は常に時速15マイルです。
- 特別な交通車線にいる場合 - In special traffic lanes -
●ときには異なった交通車線には違った制限速度が掲示されています。
- 商店街又は住宅街 - In business or residence districts -
●他の制限速度を示す標識がない限り、制限速度は時速25マイルです。
- 動物がいるところ - Animals on or around the road -
●動物や家畜 【animals or livestock】 を見たならば、速度を落とし、必要ならば停車しましょう。
ゆっくりと運転しているとき - When You Drive Too Slowly -
道で、危険なほどゆっくりと運転をしてはいけません。あまり遅すぎると交通違反のチケットを切られるかもしれません。
※もちろん、ときには安全のためにゆっくり運転する必要があります。例えば、制限速度が低かったり、急な山道を登っている時です。
いかがでしょうか?
私はカリフォルニアで運転免許の実技試験を受けたときに「スピードが遅すぎる」ことが理由で落ちたことがあります。
日本ではあまり考えられないような理由ですが、アメリカでは遅すぎるスピードは追突事故の原因になるので、やはり危ないのですね。
それでは、今日も安全運転で楽しいドライブを!
エコドライブ 美穂