アメリカのカリフォルニア州に初心者マークはあるのか?

02.11.2025 | カテゴリー, LAお役立ち情報

日本では、運転免許を取得したばかりの初心者ドライバーが「初心者マーク(若葉マーク)🔰」を車に貼ることが義務付けられています。このマークは、周囲のドライバーに対して「この運転手は初心者です」と知らせる役割を持ち、安全運転を促すためのものです。

では、アメリカ、特にカリフォルニア州には同様の制度があるのでしょうか?

 

 

カリフォルニア州に初心者マークはない

結論から言うと、カリフォルニア州には日本の初心者マークに相当する義務的な表示制度はありません

アメリカでは、初心者ドライバーが特別なステッカーやマークを車に貼る必要はなく、法律で定められているわけでもありません。しかし、初心者向けの運転免許制度や制限は存在します。

 

 

カリフォルニア州の初心者向け運転免許制度

カリフォルニア州では、16歳以上の未成年者が運転免許を取得する際に段階的な運転許可制度(Graduated Driver Licensing, GDL)が適用されます。

1. 仮免許(Learner’s Permit)

  • 15歳6か月以上で取得可能。
  • 21歳以上の有効な運転免許を持つ同乗者が必要。
  • 夜間運転や高速道路での運転には制限がある。

2. 仮運転免許(Provisional Driver’s License)

  • 16歳以上で取得可能。
  • 18歳未満の間は、以下の制限がある。
  • 夜間(午後11時〜午前5時)の運転禁止。
  • 20歳未満の同乗者を乗せることが禁止(家族を除く)。

3. フルライセンス(Full Driver’s License)

  • 18歳以上になると、上記の制限が解除される。

 

 

自主的な初心者マークの利用

カリフォルニア州では義務付けられていないものの、日本の初心者マークのような「New Driver」や「Student Driver」と書かれたステッカーやマグネットを自主的に貼るドライバーもいます。これらはAmazonやカー用品店などで購入可能で、特に初心者ドライバーの親が安全のために使用を勧めるケースが多いです。

また、一部のオンラインフォーラムでは、「初心者マークを貼ると周囲のドライバーが優しくなる」という意見もある一方で、「逆にターゲットにされる可能性があるので注意が必要」といった声もあります。

 

 

まとめ

カリフォルニア州には、日本のような法的義務のある初心者マーク制度は存在しません。しかし、初心者向けの免許制度はあり、一部のドライバーは自主的に「New Driver」や「Student Driver」ステッカーを使用しています。

もし初心者ドライバーとして運転に不安がある場合は、ステッカーの利用を検討するのも良いでしょう。ただし、アメリカでは必ずしも初心者マークが優遇されるとは限らないため、運転スキルを向上させることが最も重要です。

安全運転を心がけ、事故のないカーライフを楽しんでください!

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