【LAXに建設中!】②総合レンタル・カー施設(Consolidated Rent-A-Car)ConRAC
10.24.2023 | カテゴリー, LAお役立ち情報
ロサンゼルス国際空港(LAX)に現在建設中のConRAC施設は、LAXのLandside Access Modernization Program(LAMP)の重要な部分で、2024年に運用が開始される予定です。この施設は、現在 LAX 周辺エリアに分散している数千人の旅行者が利用するレンタカー営業を、フリーウェイ 405 に隣接した便利な 1 か所に統合します。
LAXは国内空港の中で第 2 位のレンタカー市場を持っており、新しい施設は数十万人の旅行者にとってより便利なレンタカー体験を提供します。この施設は、Arbor Vitae Street(北)、Aviation Boulevard(西)、Century Boulevard(南)、La Cienega Boulevard(東)に隣接する約630万平方フィートの広さで、18,000台以上のレンタカーを収容します。施設内には、受取/返却用のスペースだけでなく、従業員用の駐車スペースもあります。ピーク時には約2秒ごとに車両が施設を出発します。
ConRAC施設はLAXのAutomated People Mover(APM)列車システムに直接接続されています。この接続により、レンタカーシャトルの移動が大幅に削減され、周辺道路の交通渋滞が軽減されます。
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また、施設内にはQTA(Quick Turn Around)エリアも設けられており、軽い整備作業(洗車、オイル交換、タイヤローテーションなど)が行えます。持続可能性にも配慮され、自然の景観や再生水の利用、太陽光発電施設などが含まれています。
このプロジェクトは、2018年10月26日にロサンゼルス市議会によって承認され、ロサンゼルス・ワールド・エアポート(LAWA)とLAX ConRACパートナーズ(LAXCP)の間の20億ドルの官民パートナーシップ(P3)協定に基づいています。設計、構築、財務、運用、および保守(DBFOM)P3契約の期間は28年で、建設は2019年に始まり、2024年に稼働する予定です。
新しいConRAC施設の稼働により、LAXの旅行者はより便利で効率的にレンタカーを使えるようになりますね!またこれにより、交通の混雑も軽減され、持続可能な設計によって環境への配慮も実現されます。私たちの街をより良い場所にするための重要な一歩となります☺
画像情報元:LAWA