自分でエンジンオイルの量をチェックする!

09.14.2018 | カテゴリー, エコ乗りプラン, LAお役立ち情報

皆さまこんにちは!

今回はご自身でされるエンジンオイルの量のチェックアップ方法についてお話ししていきたいと思います。

定期的にオイル交換をされているとは思いますが、自己メンテナンスもとても大事な作業となっておりますので。週末やホリデーなどに遠出をされることも多いかと思いますので、出かけられる前に一度オイルの量をチェックをなさってください。

 

まずはエンジンオイルとは?

エンジンは金属製の部品でできており、車を走らせる動力を発生させるためにガソリンなどの燃料を燃やしています。
エンジンの内部では、部品が高速で動くことから摩擦の発生や燃料を燃やすことで高温になるなど、様々な力や熱が発生しています。そのため内部の潤滑や冷却が十分に行われないと、エンジンのオーバーヒート(過熱しすぎてエンジンが正常に機能しなくなる状態)や、異常に加熱された部品同士が溶けて固着してしまう「焼き付き」を起こしてしまうおそれがあります。
エンジンオイルはこの「焼き付き」などの発生を予防するためにエンジン内部の潤滑や冷却、部品の錆付きの防止、燃料を燃やした際に発生するススの洗浄、部品同士の密閉性を高めてエンジン本来の性能を維持するなど様々な役割を担っています。

オイル交換がなぜ必要なのか??

人間の体に例えて、心臓がエンジン、そして血液がエンジンオイル、と思って頂くとわかりやすいかもしれません!

血液がドロドロになって、血管が詰まると、心臓は止まってしまいますよね…
エンジンも同じです。
エンジンオイルが汚れてドロドロになるとオイルが循環せず、焼き付きを起こしてしまいエンジンが止まってしまいます!

そうなると大掛かりな修理が必要になりますし、最悪エンジン交換になってしまいます。
エンジンオイルってとても重要なものなんですね!
なのでエンジンオイルは定期的な点検や交換が必要となっております。

 

 

 

セルフチェックのエンジンオイルの量の見方について。

まず、車を平らな場所に停め、エンジンを停止させます。
エンジンが冷えるまで待ちます。

※下記写真は車種によって異なります。(2008年 プリウス)


白色の「わっか」状のものが見えますね。
(色は車種によってオレンジ色や黄色など様々です)
これが、エンジン内のオイルの量を確認するために先端に印を付けた棒状のもの=「オイルレベルゲージ」です。


車種によって若干の違いはありますが、オイルレベルゲージはエンジンのそばにある場合が多いです。

そしてオイルレベルゲージを引っ張り出すと…

まずはオイルレベルゲージの先端についたオイルを、キッチンペーパーやぼろきれで拭います。
そして再度、オイルレベルゲージを差し込みます。
このとき最後までしっかりと差し込みます!
そしてまたゆっくり引き抜いて…先端に注目!
オイルレベルゲージの先端に、ポチっと点が2つあります。
上がオイル量の上限、下が下限です。

オイルがしっかりついているラインが、「オイルレベル」です。
このオイルレベルが、上限と下限の間におさまっていれば“量に関しては”OKです。

遠出をされる場合は半分から上にオイル量があった方が良いかと思います。

でも!
オイルの量がOKだからといって、これですべてOK!とは限りません!
エンジンオイルは走行を繰り返すうちに減っていったり、汚れていったりします。
また、車を長い間動かしていなくても、オイルの劣化は進んでいくそうです。
何故車を使っていなくても、オイルの劣化が進むのでしょう。
それは車を動かさない間でも、オイルは空気中の湿気により水分を含んでしまいます。エンジンに熱が入らないと、その水分を蒸発させることができず、エンジン内部の錆の発生やオイルの寿命低下を招くほか、エンジン性能が低下してしまいます。
なので量が十分に残っているから・しばらく車に乗っていなかったから、安心!という訳ではないのです!!

 

では、適正な交換時期とは…?

★オイル交換の時期について
オイルの劣化状況を自分で判断するのは、とても難しいです。
色だったり、触ったときのザラつき具合だったり…
慣れていないと判断が難しいのです…

そこで、走行距離や期間をひとつの目安にすると管理しやすいそうです。
3ヶ月から半年に1回交換、又は3000マイルから5,000マイル走るごとに交換をしていくことをオススメしております。

いつもより遠くまで走った・遠出をされた後は早め早めの交換をオススメしています。

またオイル交換の時期に関しては、車両のモニターにmaintenance required と表示されますので点滅されましたらオイル交換をなさってください。
オイル交換時期はご自身で確認していただき、自動車整備工場へ予約をされ行なっていきましょう。

 

オイルに関連した故障のシグナルとして下記の症状が現れます。

・オイルの警告灯が点灯している
・エンジンがかかりにくい
・エンジンから大きな音がする
・アイドリングの不調(アイドリング:エンジンをかけたままの状態のこと)
・駐車時に地面にオイルがにじむ
・オイルから焦げくさい臭いがする
このような症状がございましたら、すぐご相談下さい。

 

 

ご自身のお車を守るため必要な作業となっておりますので、知識を身につけて頂けますと幸いです。

 

 

エコドライブ  滝口

 

この投稿は役に立ちましたか? 役に立った 0人がこの投稿は役に立ったと言っています。