Engine Water Pump(エンジンウォーターポンプ)の交換

05.28.2024 | カテゴリー, メンテナンス・修理部門

当社の整備事例のご紹介です✨

 

今回は、2015年式のプリウスCのエンジンウォーターポンプの交換を行いました。

お客様から「チェンジライトが点灯した」とのご連絡を受けました。

 

内容を確認したところ、エンジンのウォーターポンプがスタックしたため異常コードが発生していることが判明しました。

 

ウォーターポンプとは?

車のエンジンは、ガソリンの燃焼による爆発を動力にしています。しかし、燃焼によって発生する熱でエンジンは高温になります。この熱を冷却しないと、エンジンがオーバーヒートして故障してしまいます。そこで、冷却水がエンジン内部を循環し、ラジエーターという放熱器で熱を大気中に逃がし、再びエンジンに戻る仕組みになっています。

この水の循環を担うのがウォーターポンプです。ウォーターポンプが動かないと、冷却水が循環せず、熱が一箇所に留まってしまい、エンジンがオーバーヒートしてしまいます。

ラジエーターで熱くなった冷却水を放熱するために、水を循環させる必要があるのです。

昔の車では、ウォーターポンプはエンジンのドライブベルトというゴム製のベルトで駆動する機械式が一般的でした。しかし、2010年以降のプリウスなどでは、電動式ウォーターポンプが採用されています。これはベルト駆動ではなく、電気信号でポンプを回すタイプ(バイワイヤー)で、故障した場合にはチェックエンジンコードという信号で異常を知らせます。

 

↓外したウォーターポンプ

 

電動式ポンプのメリットは?

電動式ウォーターポンプは、エンジンの回転数に関係なく電気信号で任意の回転数に調整できるため、冷却水のキャビテーションが起きにくいです。常に一定または理想的な速さで回すことができ、クランクシャフトへの抵抗も減るので、加速性能が向上し、燃費改善にも効果があります。

一方で、電動式ウォーターポンプにはいくつかのデメリットもあります。部品代が高く、モーターのため大きくなりがちです。また、機械式に比べて電気部品であるため寿命が短い可能性もあります。今回のお客様の車は走行距離が約130,000マイルで、一般的な寿命に達していましたが、エンジンにとって重要な部品であるため、故障前に定期的に交換するのも一つの方法です。

交換後は、冷却水も新しいものに入れ替え、試運転を行って冷却水の温度が正常に保たれていることを確認しました。その後、お客様に納車しました。日本では、機械式のウォーターポンプを「メカポン」、電動式のウォーターポンプを「デンポン」と呼ぶことがあります。

 

余談ですが、スペイン語ではボンバデアグアといいます。以前同僚に教えてもらいました。

 

↓新しいのをエンジンに付けたところ

By Ryo

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