バッテリー上がりを防止する方法
06.11.2020 | カテゴリー, LAお役立ち情報, メンテナンス・修理部門
こんにちは、エコドライブです!
最近、「長期間車に乗らないのですがどうしたらよいですか?」というご質問が増えています。
今回は、バッテリー上がりの原因、防止する3つの方法、もしものときの対処法をご紹介します。
◆目次
◆車のバッテリー上がりの原因は?
バッテリーが上がるのには色々な原因があります。そのなかでもバッテリー上がりが起きやすい4つの原因をご紹介します。
原因1:車のライトをつけたままにしている
バッテリー上がりの原因として最も多いのが、ライトの消し忘れです。ヘッドライトや室内灯、ハザードランプなどのライト類をつけたままの状態でエンジンを切って離れると、バッテリーが上がりやすくなります。
車のライトは電気で点灯しているので、つけたままにしているとバッテリーが消費されるのです。走行している間は、発電機によって電力を充電する仕組みになっていますが、エンジンを切ると充電されないのにバッテリーだけが消費されていくのでバッテリー上がりの原因となります。
原因2:バッテリーの寿命が近づいている
バッテリーの寿命が近いとバッテリーが上がりやすくなります。バッテリーの平均寿命は2~3年です。バッテリーは寿命が近づくにつれて、電力を充電できなくなってきます。そのため、バッテリーが上がりやすくなるのです。
原因3:長時間車を運転していない
長時間車を運転していないとバッテリーが上がりやすくなります。車を使用していないから電力が減らないだろうと思うかもしれませんが、実はそれは間違いなのです。
長時間車に乗らずに放置をしているだけでも、自動車は自然に放電していきます。走らないため、電力を蓄えることができずに減っていくばかりなので、いざ乗ろうとしたときにバッテリーが上がるのです。
また、走行距離が短いのもバッテリー上がりが起きやすいです。走行時間が短いと、バッテリーに蓄積される電力が少量になるため起きやすくなります。
原因4:エアコン等を使用しすぎている
ライトの消し忘れと同じぐらいバッテリー上がりの原因として多くあがるのが、エアコンの使いすぎです。停止中に長時間エアコンを使うと、バッテリーが減るばかりで電力が蓄積されないためバッテリー上がりが起きます。
とくに、エンジンを切っていてもエアコンを使うことができる車は注意しましょう。エアコンを使ったあとに、切り忘れて車から離れることになれば簡単にバッテリー上がりが起きます。
◆車のバッテリー上がりを防止する3つの方法
車のバッテリー上がりは事前に防止することができます。防止の方法は次の通りです。
予防法1:普段から車を走らせて充電する
まずは普段から車を走らせることです。車は走ることによって、車内にある発電機が発電し、電力を作ります。作られた電力はどんどん蓄積されていきます。そのため、走れば走るほど電力を充電していくことが可能です。よく車を走らせ、電力が蓄積されている状態であれば、バッテリー上がりが起きる心配がありません。
しかし、近所のスーパーにいくだけなど走行距離が短い場合は、なかなか電力が蓄積されないので注意してください。20~30分以上は走らせるようにしましょう。
また、車は乗らずに放置するほど、電力が放電していきます。2~3ヵ月乗っていないと、蓄積されていた電力がなくなり、いざ乗ろうとしたときにバッテリー上がりが起こるのです。
そうなる前に、乗らない期間をあけずに長距離走らせるようにしましょう。
予防法2:バッテリーの寿命がくる前に交換をする
バッテリーの寿命は2~3年だといわれています。普段の走行から異常を感じなくても、バッテリーはだんだん消耗しているため、突然バッテリー上がりが起きることがあるのです。
そのため、バッテリーの保証期間がきれるタイミングで交換をしにいくとよいでしょう。また、バッテリーの本体が膨らんでいる場合や、スターターモーターの回転数が弱くなるのも、バッテリー交換のサインです。スターターモーターとは、エンジンをスタートさせるときにキュルキュルと聞こえるモーターのことです。
予防法3:しばらく車を使わない場合はマイナス端子を抜く
普段から車を走らせることができれば、電力を蓄えることができます。しかし、なかなか車を運転する時間がない場合は、マイナス端子を抜いておきましょう。
マイナス端子を抜いておくだけで、電力消費を抑えることができます。マイナス端子を外すと、バッテリーを外したときと同じ状態になるからです。
やり方は、バッテリーのマイナス部分に接続されているケーブルをスパナで外すだけです。マイナス端子を外しても自然放電はします。そのため、永遠に電力が保つわけではないので注意しましょう。マイナス端子を抜いてしばらく放置しておける期間は1ヶ月が目安です。
間違えてプラス端子を抜いてしまうと、車がショートする原因になりますので注意してください。
ただし、予防していてもバッテリーが上がってしまうこともあります。
バッテリー上がりの予防をバッテリーしていたとしても、バッテリーが上がってしまうことはあります。バッテリー上がりは突然起こるものですから、自分一人で対処することが難しい場合もあります。
バッテリー上がりが起きたら、放置せずに早めに対処しましょう。バッテリー上がりを放置すると、さらにバッテリーが消耗してしまうだけです。そのため、早めに修理をおこないましょう。
◆もし車のバッテリーが上がってしまったら?
もし、車のバッテリーが上がってしまったら、まずはエンジンをかけましょう。エンジンをかけることができたら、あとは蓄電していきます。
車のバッテリーが上がると、車が動かなくなります。車が動かなくなる症状は、バッテリー上がり以外の原因で起こる場合があります。本当にバッテリー上がりなのかを確認してから、バッテリー上がりを直しましょう。
車のバッテリーが上がったときの症状
車のバッテリーが上がったときの症状は以下のとおりです。
・エンジンがかからない
・駆動音が小さい
・メーターが光らない
・パワーウィンドウ・パワーシートが動かない
車のバッテリーが上がっているというのは、「電力が不足している」状態のことをいいます。そのため、電気で動く場所の反応が鈍かったり、動かなかったりするのです。
本当にバッテリー上がりかどうか確認しよう!
車が動かなくなった=車のバッテリー上がりではありません。バッテリー上がりが起きたときと似たような症状を起こす故障もあります。
そのため、バッテリー上がりと間違えやすい故障をご紹介していきます。
・ガス欠:ガソリンメーターが0になっている。車が動かない。
・燃料噴射ポンプの故障:スターターモーターは動くが、車は動かない。
・スターターモーターの故障:キーを回しても無音で車が動かない。電圧が高くなる。
どの症状も車が動かなくなるため、バッテリー上がりと間違えることが多いです。そのため、それぞれの故障したときの特徴を知っておきましょう。
上記のどの症状に当てはまるものがなければ、バッテリー上がりを起こしているかもしれません。
◆車のバッテリー上がりを自分で直す方法
車のバッテリー上がりを自分で直すには、ほかの車に救援車を頼みブースターケーブルで解決する方法と、ジャンプスターターにつなぐ方法があります。
▼詳しい直し方は、こちらのページでご確認ください。
◆車のバッテリー上がりを直せるものがない場合は?
深夜に車通りの少ない場所でバッテリー上がりを起こしたり、ブースターケーブルやジャンプスターターを持ち合わせていなかったりと自力でバッテリー上がりを直せない場合があります。
そのようなときは、「ロードサービス」を呼びましょう。
バッテリーが上がったは英語で”battery is dead.”です。
▼こちらのブログもぜひご参照ください。
ブログ:車のトラブルの際に役立つ英語