ウィンカーの点滅について詳しく解説★

11.24.2021 | カテゴリー, スタッフ日記, メンテナンス・修理部門

先日、追突事故に巻き込まれてしまったトーランス店の美穂です。

事故後、ウィンカーの点滅がちょっと変。。点滅速度が速いんです!!どうやら、ウィンカーに異常があると点滅速度が変わるそうです。

そこで今回は、ウィンカーの点滅について、メカニックRyoさんに詳しく教えてもらいました!!

ウィンカーの点滅について

    
ターンシグナルの異常時(球切れ時など)点滅が早くなる仕組みは簡単なことなので説明すると、事故の影響でぶつかったところのライトバルブが切れたか、配線が切れたからです。
早くなる仕組みは簡単で、前後のバルブが並列につながってるからです。基本ターンシグナルの球は前と後ろ両方ありますよね、それが直列ではなく並列に結線されています。

 

ではなぜ早く点滅するか説明すると、
電圧(V)・電流(A)・抵抗(Ω)の関係はオームの法則 V(電圧)=I(電流)R(抵抗)で解明できます。

 

同じ抵抗値の抵抗を2個【並列接続】する場合は抵抗値の1/2が合成抵抗値(回路全体の抵抗値)になります。(直列回路で同じ抵抗値の抵抗を2個つないだ場合は2倍が合成抵抗値)
抵抗(ウインカーの球)が切れると、単純に正常の値の倍の抵抗値になるので、電圧は一定(12V)なので電流値は半分になります。

 

わかりやすく例をだしてみますか。
ウインカーの電球の1個が【2Ω】と仮定します
(ウインカーは並列接続なので、合成抵抗値は1Ωです)
(ウインカーの電球は「フロント」「リア」の2個と仮定します)

正常な場合・・・【12V/1=12A】で電流値は12A(アンペア)です。

球切れ(1個)の場合・・・(点灯する電球が1個なので、単純に2Ωとなります)
【12V/2=6A】で回路に流れる電流値は6A(アンペア)です。

その電流の変化を感知するのが車にある『電流検出抵抗器』です。
その抵抗が電流の変化を検知すると、他方への回路に切り替え
正常時90/min回路から120/minとする回路に切り替えるだけです。これにより運転者に異常を(球切れなどを)知らせる機能です。

 

余談ですが、自分が日本で現場にいたころは、法令では60/minから120/minで一定周期の色は橙色(オレンジ)でした。日本では2014年に道路運送車両法の保安基準が一部改良されて、いまは流れるウインカー(正式にはシーケンシャルウインカーといいますが)が合法になったので、マスタングのリアや、アウディのようなターンシグナルは日本でも合法になったようです。ただ赤色は日本ではまだ違法でしょうね。

自分はドレミウインカーなんて言ってましたけどね。。

 

道路運送車両法に確かアメリカの例が載っていたので、ちょっとオンライン版のテキストで調べてみました。

日本との違いは以下です。

 

アメリカ合衆国における方向指示器の規定は、世界の中でも独特である。アメリカ車およびアメリカ仕様車では、前部方向指示器は橙色(アンバー)に規定されているが、車幅灯、制動灯(スモールランプ、ポジションランプ、ブレーキランプ)と兼用にしていることが多く、その場合は光の増減のみで動作を示す「明滅式」である。
後部方向指示器は橙色だけでなく赤色でも良く、赤色の場合はブレーキランプやテールランプと兼用されていることが多い。逆に方向指示器の発光面積の規定が日本や欧州より厳しく、主に欧州メーカーでは本来の方向指示器を赤くし、ブレーキランプも同時に点滅させることで方向指示面積を広げて基準をクリアしているケースもある。

 

簡単に言うと、前はオレンジと決まってるが後ろは赤でもよく、ブレーキライトなどと併用しても可能ということですね。点滅周期については書いてないので、シーケンシャルでも合法でしょう。

 

アメリカに来たばかりの頃これが後ろから見ると分かりずらかったのを覚えています。特に、キャデラックエスカレード、リンカーンナビゲーターなど。

 

もしウインカーに関する日本の車両法詳しく知りたい場合は下記リンク参照にしてください。自分が整備専門学生の頃は法令の授業で国家資格試験の勉強で、毎日覚えさせられてましたが(汗)
http://e-rebirth.net/products/reguration/41.htm


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