「給油ランプ」が点いてからプリウスは何マイル走行可能?
05.09.2023 | カテゴリー, プリウスあれこれ
給油ランプ(燃料残量警告灯)について良く聞かれる質問をご紹介します。
プリウスは給油ランプが点灯してからどのくらい走るか?
単純計算で120マイル走ることが出来ます(40MPG計算)。給油ランプのwarningが点灯するのが残り約3ガロンです。車は走ると揺れる+上り坂または下り坂もあるので実際に0ガロンまでは使えません。あくまで数値的な解釈です。
プリウスは満タンに入れてどのくらい走るか?
単純計算で約400マイル走行できます(40MPG計算)。実際にはノズルからの吹き戻しもあるので満タンの11.3ガロンは入りません。10ガロンで計算すると40MPGで約400マイル走ることができると言えます。
※PRIUSのガソリンタンクの容量は20系、30系共に11.3ガロンです
またガス欠で止まるとfuel pumpがダメージを受ける可能性が大きいので、給油タイミングは残り2メモリ以上をおススメしています。理由はフューエルポンプの冷却はガソリンを圧送してガソリン自体で冷却を行うからでガス欠になってポンプが空回りしたときにポンプが焼き付く可能性があるからです。
また、プリウスの場合、ガス欠で止まるとチェックエンジンコード「P0A0F Engine Failed To Start. P3190 Poor Engine Power」が入りガソリンを入れてもエンジンはかかりません。コンピューターをつなげてコードをクリアしないと再始動しません。
(そのためプリウスは街中でガス欠すると必ずトーイングで工場に運ばれてきます。)
20系プリウスのガソリンタンクは『Bladder tank』(Bladderは膀胱の意味)と言って、2重構造でガソリンが少ないときはしぼんで中の体積を小さくし、ガソリンが多いときは膨らんで中の体積を変化させる特殊なタンクです。(タンク内の空気の分を少なくすることで燃料蒸発ガスを防ぎ環境に良くしています。)
燃料ポンプと燃料タンクが一体のため、燃料ポンプが焼き付くなどの故障が起きると2,000ドル以上の修理費になります。
結論として、プリウスは「残り2メモリ以上」での給油をおススメしています。しかし予定していたガソリンスタンドが使えないこともあるので、早めに給油することを心がけましょう。