カリフォルニア州における自転車の手信号(ハンドサイン)と交通ルール
02.20.2024 | カテゴリー, LAお役立ち情報

自転車には、自動車のような方向指示器がないため、右折・左折・停止などの意思を周囲に伝えるために「ハンドサイン(手信号)」を使用します。これはドライバーや歩行者に自転車の動きを予測させ、事故を防ぐために非常に重要です。
カリフォルニア州の自転車の手信号
カリフォルニア州では、以下の手信号が公式に認められています。
左折
- 左手を真横に伸ばします。
右折
- 左手を曲げて上げる(日本では馴染みがないかもしれませんが、アメリカでは一般的です)。
- または、右手を真横に伸ばす。
停止
左手を斜め下に伸ばします。
日本との違い
アメリカは右側通行のため、自転車の手信号も日本とは異なる部分があります。特に「停止」のサインは、日本では右手で行いますが、カリフォルニア州では左手で行います。これは、自転車が右側通行であるため、後方の車両やドライバーに見えやすい左手でサインを出す必要があるためです。
自転車と自動車の安全な共存
カリフォルニア州では、本格的なロードバイクを使用するサイクリストも多く、スピードが出るため、自転車と自動車の接触事故も少なくありません。自動車を運転する際には、自転車の手信号を理解し、適切な距離を保つことが重要です。
自動車ドライバーが注意すべきポイント
- 自転車の手信号を認識する:自転車が次の動作を示している場合、適切な距離を確保し、安全な運転を心がけましょう。
- 1.5メートルの距離を確保する:カリフォルニア州では、自動車が自転車を追い越す際には、安全な距離(最低3フィート=約1.5メートル)を確保することが義務付けられています。
- 自転車レーンを尊重する:駐車や右折時には、自転車専用レーンをふさがないよう注意しましょう。
- ドアを開ける際の確認:駐車後に車のドアを開ける際、自転車が後方から来ていないかを確認する「ドアリング防止」も重要です。
自転車と自動車が安全に共存するためには、お互いのルールを理解し、尊重することが不可欠です。特に、自転車の手信号を正しく認識し、事故を未然に防ぐための運転を心がけましょう。
参照)DMV:SHARING THE ROAD
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