【最新エコカーニュース】カリフォルニア州、2035年までにガソリン車の販売禁止へ
10.12.2020 | カテゴリー, お知らせ

ここカリフォルニア州では地球温暖化対策の一環として、ガソリン車の新車販売を2035年までに段階的に禁止すると発表。ニューソム知事が発表したものでガソリンを燃料として走る自動車の廃止に期限を設ける米国では初の州となった。
ニューソム知事は向こう15年を移行期間とし、新車の乗用車全てを有害物質を全く排出しないゼロエミッション車(ZEV)にすることを義務付ける行政命令に署名した。また中型および大型トラックについても、新車全ての排ガスを45年までに確実にゼロにするよう監督当局に指示。ガソリンで走る乗用車とトラックの新車販売を禁止することで温室効果ガスを35%削減したい考えだ。なお、個人がガソリン車を所有し走行したり、中古市場で販売することは認めるとしている。
同知事はテスラなどの電気自動車(EV)メーカー34社が州内で操業していることに言及し、「カリフォルニア州にとって競争する上でのチャンスは無限だ」と、テレビ放映された記者会見で語っている。
今回の発表で、各メーカーの脱ガソリン車の方針にさらに拍車がかかるとみられ、電気自動車用のバッテリー開発や電気自動車づくりの競争がさらに激化すると予想される。