ソニーのVISION-S試作車両

01.19.2021 | カテゴリー, 最新のエコカーニュース

ソニーは、モビリティの進化への貢献を目標に開発を進めてきたVISION-S試作車両を2020年12月に完成させ、 欧州において公道走行テストを開始しました。
今後も車両開発を継続すると共に、他の地域においても順次走行テストを実施する計画です。

VISION-S Prototypeは、モビリティの進化への貢献を目標に、車の仕組みや作り方はもちろん、社会と車の関係性までも模索する、走行可能なプロトタイプ車両です。イメージング&センシング技術を活用した卓越した安全性や長年培ってきたオーディオ技術による感動空間の創造、そしてクラウドやAI、ネットワーク技術を駆使したモビリティの常時アップデートを目指し研究開発を続けています。社会課題の解決や地球環境への適応も見据え、これからのモビリティのあり方をソニーならではの視点で探索していきます。

 


セーフティー~安全・安心と快適のためのセンシング~

近い将来本格化する自動運転、その根幹である安全・安心を支えるのがソニーの「Safety Cocoon」コンセプトです。人の視覚を超えるセンシング技術で、車の周囲360度を徹底して見張り、同時にドライバーのコンディションなど、車室内の状況も注意深く見守ります。さらにセンシングした情報をリアルタイムでドライバーにフィードバックすることで、安心・快適な移動空間をもたらします。

ソニーの車載向けCMOSイメージセンサーを中心に、車内外に搭載された合計40個のセンサーが、走行時の安全に常に目を光らせます。さらに、パッセンジャーのストレス低減やエコロジカルな運転にも寄与します。

その他、ドライバーアシスタンス、デジタルミラーシステム、LCDAS(車線変更意思決定支援システム)も搭載されています。


エンターテインメント~より快適な感動空間の実現へ~

5Gの普及と自動運転の高度化により、これからの車内空間はまるでリビングのようなくつろぎの場所へ。そんな進化に先回りし、VISION-S Prototypeのキャビンは、最大限にエンタテインメントを楽しめる感動空間を目指しています。各シートには、全身を取り囲む音場と贅沢な映像の楽しみを用意しました。さらに、エルゴノミクスに基づき設計された直感的なUIが、移動空間という制約を超えた深い快適と没入感をもたらします。

新たに設計されたオーディオシステムでは、"360 Reality Audio" により、車内で全方位から音に包み込まれるような没入感のある立体的な音場を体験できます。ソニーの立体音響技術を活用し、アーティストは360度の全天球に自由に音を配置でき、ドライバーとパッセンジャーにはアーティストの意図した音楽を鮮烈な臨場感で提供します。

車内幅いっぱいに連なるパノラミックスクリーンは、日々の車室内空間に映画やゲームなどの映像コンテンツを満喫する贅沢をもたらします。また、水平基調にまとめ、ドライバーの視線移動を考慮し、エルゴノミクスに基づき設計されたUIは直感性にきわめて優れ、ドライバーとパッセンジャーがそれぞれ自在にコンテンツへとアクセスできます。

センターディスプレイとパッセンジャーディスプレイでは、自宅のPlayStation®と5Gを介して遠隔で連携。車内でも最新ゲームをプレイできます。映像表現に適した大画面なので迫力があり、充電中や駐車中など、車での待ち時間に存分に楽しむことができます。

 

他にも最新技術満載のSonyのVISION-S、一体どんな車に仕上がるのでしょうか。

楽しみです。

 

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